ホームオフィスは、スノーピークの家具で完成する(かも)。【コロナに負けるな! いまだからできること #13】
1990年代初頭に刊行された、都築響一さんの写真集『TOKYO STYLE』(京都書院)の序章にこんなことが書いてあった。
同じ家賃を払うのだったら、郊外ならもっと広いところに住める。でもそうはしないで、わざと都心の狭い部屋に住む。〜中略〜 気に入った本屋や洋服屋や、レストランや飲み屋のそばに小さな部屋を確保して、あとは街を自分の部屋の延長にしてしまえばいい。そっちのほうが気が利いているじゃないかと考える人間が、この都会にはたくさん、涼しい顔をして暮らしている。
私はまったくもってその考え方に賛成で、ずっとそういう気持ちで東京で暮らしてきたし、そうした暮らし方を存分に楽しめる東京が大好きだ。
だがいま、状況は変わってしまった。もう以前のように暮らすことはできない。
「仕事と食事は外」ですることを前提にいまの部屋を借りたので、2年以上テーブルなしで過ごしてきた。「仕事も食事も家」でするこの状況になり、限界を感じた。昔から欲しかった一生使えそうなテーブルは、即決できるような金額ではない。とはいえ使い捨てのようなものを買う気は起こらなかった。
いまの状況が変化しても、使い続けられるもの。用途がひとつの場所に限定されない家具。それはアウトドアブランドに多く存在している。
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深夜にインターネットを徘徊して辿り着いたのは、スノーピークの丸いテーブルだった。1994年発売「LV-042T ローテーブルラウンド」の復刻モデルである。
高さは、375mm(ロー)と620mm(ハイ)の2段階で調整可能。
現在、ハイの高さで使用しているが、前から持っていたスノーピーク「Take!チェア 」やアルテック「STOOL 60」ともほど良いバランスで、仕事も食事もすべてこのテーブルで済んでいる。
冬になれば高さをローにして、ちゃぶ台のように使いたい。昨年、そのコンパクトさに衝撃を受けて購入したHOME&CAMP(ホームアンドキャンプ) バーナー をテーブルのまん中に置いて友達を呼び鍋をしたい。
願わくば、来年の夏は、この机と椅子、カセットコンロ一式持ってキャンプにも行きたい。
いまInstagramでは #snowpeakathomeで検索すると、スノーピーク製品を自宅で使っている人たちの写真をたくさん見ることができる。自宅にアウトドアアイテムを取り入れる際の参考になりそうだ。(編集AH)